口金(穴の空いた金属片)を通すことによって形を作ります。
ところてんを押しだす場面を想像していただくとわかりやすいかもしれません。丸紐、角紐をはじめ様々な断面形状の長いゴム紐を作る場合の作り方です。10メーター程度から製作は可能ですが数量が多い場合に比べて割高にはなります。
寸法精度はプレス成形に比べればあまりよくありません。
例えば外径6ミリ程度の丸紐で+−0.5程度です。
口金については、丸紐の基本的な寸法などはある程度はありますが、大抵の場合は新規に製作する必要があります。ゴムの材質によって膨張率が違うので、他の材質用の口金は使えません。材質変更の度に口金代がかかることになります。数量が少ないから、試作だからという理由で他の材質の口金を流用して欲しいというご要望が寄せられることがよくあります。
しかし、単に寸法が違うというだけでなく、形状も違うものが出来てしまうので、実際には使用できる品物はできません。 加硫接着という形でつないでリングにする事もあります。
複雑な形状の押し出し製品をエンドレスにする場合は、接着用の型が必要になることもあります。この型で接着部分を固定して釜に入れて加熱して加硫接着します。
(エンドレスゴムリング製法のページ参照)