Oリングの材質について

主な材質は次の通り

JIS記号 ゴムの種類 特徴
1種A NBR(ニトリルゴム)硬度70 最も一般的な材料。優れた耐油と耐摩耗性、耐熱性(100度程度)
1種B NBR(ニトリルゴム)硬度90 1種Aとほぼ同等の特性。1種Aより硬く耐圧性に優れる
4種C Si(シリコンゴム)硬度70度 耐熱性(200度程度)、耐寒性、赤い、食品用
4種D FPM(フッ素ゴム) 耐熱性(200度程度)耐油性、耐薬品性、真空用
--- Si(半透明シリコン)硬度50度 耐熱性(200度程度)、耐寒性、白色半透明、柔らかい、食品用
その他耐候性に優れたEP(エチレンプロピレンゴム)、耐薬品性に優れ、真空にも使用されるIIR(ブチルゴム)、4種Cと色違いの乳白シリコン(70 度)などがあります。シリコン70度のOリングの色については白、グレー、乳白色、などいろいろな表現をされることがあります。シリコン50度のシリコンが半透明なのに比べて不透明な色です。
シリコンOリングは合わせて3種類あるわけですが、一般にシリコンOリングというと50度シリコン(半透明)を指すことが多いようで す。使用する流体の種類によって適切な材料は変わってきます。一般には1種Aが一番多く用いられています。他の材質の場合1種A程は在庫がそろっていません。

その他にも特に高温用、耐薬品、耐オゾンなどの特殊な材料もあります。カルレッツ、パーフロなど。特に半導体製造装置などに使われる、金属溶出が非常に少ないものなどもあります。
詳細についてはお問い合わせ下さい。

 
 ちなみに弊社及び取引先では慣例としてこのように発音しています。業界全体でのことなのか、たまたまつきあいがある範囲での読み方なのかはわかりません。
1A わんえー
1B わんびー
4C よんしー
4D よんでー

なぜ1が英語読みの『わん』で、4が日本語の『よん』なのか謎です。
ちなみに、業務上は、DやTは『ディー』『ティー』と英語らしく読むと電話などでBと紛らわしいため、思いっきり日本語風に『でー』『てー』と読みます。

Oリングの場合PとGが紛らわしいため以下のように読んで区別します。

P-20 ピッチャーの20
G-20 ジャイアンツの20

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