革ベルト・革丸ベルト・フリクション・積上・革平丸

 

革丸ベルトは、昔の足踏みミシンで使われていたことをご記憶の方も多いと思います。革を細長く切断し、角を落とすことによって丸くしています。

 

伝導用革ベルト(角革ベルト)は多くの場合ある程度以上の長さが必要となり、長さを接着して製作します。本来、引っ張っても伸びないように予め引っ張る加工(伸長)をしなければなりませんが、そのような加工をする業者がもうなくなってしまいました。伝導用ベルトとして使用すると伸びてしまうものしかもう製作できません。そういうものでよければということで製作しています。伸びてきたら寸法の調整をしていただくこととなります。厚さについては一枚物では5~6tが限度です。それ以上の厚さのものについては貼り合わせとなります。

 

革ベルト

革ベルト

 

革ベルト

革ベルト 接着部分の拡大 ななめ接着になっています。

革丸ベルトや革ベルトの太さや厚さの公差についてお問い合わせを頂くことがございますが、伝導用のベルトとしての本来の機能からすればそのような項目はそれほど重要なものではなく、厳密に管理されているものではないのが現状です。

 

フリクション用革(ブレーキ用革)はパッキン用の革を切断したもの。機械の制動用に使います。同じような形状でも上記の伝導用革ベルトとブレーキ用革とは違いがあります。耐摩耗性を良くするために比較的硬い革を使用します。ご用命の際には用途をお伺いできればありがたいです。

 

 

ブレーキ用革

ブレーキ用革 3t

革ブレーキ 貼り合わせ

ブレーキ用革 10ミリ(2枚貼りあわせ)

積上は、タンニンなめしの牛皮の厚さ3ミリから5ミリほどのものを何枚も重ねて貼り合わせ、パラフィン(蝋)を含浸させ、圧縮して成形し、内径外径を旋盤で仕上げてパイプ状にします。組み合わせてローラーとして使用します。カップリングとも言います。

最近厚さと枚数を指定した図面が出回りその通り作ることを要求されるお客様がいらっしゃいます。例えば3ミリの材料を20枚貼り合わせて60ミリの高さの製品を作るような指定の図面です。本来の用途から言えばそのような指定は無意味だと思いますしこだわる必要はないと思います。

実際の製作の際には、たとえば60ミリの厚さの製品を作る場合、3ミリから5ミリ程度の材料を貼り合わせて66ミリ程度の厚さにし、圧縮して仕上げます。60ミリの製品は単純に3ミリの材料を20枚貼り合わせて作るわけではありません。製作時には内訳は任せていただくことになります。

 

積上(革カップリング)
積上

 

 

革平丸
革平丸