お問い合わせ事例・商品事例の紹介

 

 

ポリカーボネートの窓の製作

本日の見積りご依頼はPC(ポリカーボネート)の加工品。形状からみて覗き窓に使われるのでしょうね。13ミリの厚さご希望でしたが板の規格は12ミリか15ミリしかありません。15ミリから厚さを加工することはできますが単に加工しただけでは透明度が失われてしまいます。研磨すれば透明になります。しかしそこまでするとコストが嵩みます。もし12ミリか15ミリでも使えるということであれば比較的安く済みます。ということでとりあえず12ミリと15ミリのお値段を算出し、お客様に相談したところ12ミリでご注文を頂きました。ありがとうございました。

 

黒ベーク板に角穴加工

お客様から黒ベークの見積りを頂きました。図面では5ミリの厚さの四角い板に各穴が開いています。加工の都合上角には2RほどのRがついてしまいます。もしそれで都合が悪いということになりますとヤスリでこすって削って直角を出すことになります。その分コストが高くなってしまいます。とりあえず角にRがつく条件で見積りを致しました。結局角の直角は必要ないということでご注文を頂きました。

 

 

住友ベークライトPL-PEVの生産中止

 

数年前のことですが住友ベークライトのPL-1108Tが生産中止になってしまいました。
受注量が極端に減少したため大幅な採算割れになったことが原因だそうです。
JISでいうとPL-PEVに該当する製品です。一般的に使われているPL-PEMに比べて耐電圧の必要な用途や耐湿特性が重視される用途に使われる素材です。
PL-PEV指定ということでPL-1108Tを使われていたお客様には状況を説明し、利昌工業のPS-1111Eに変更していただきました。
ベークライトがだんだん使われなくなってくるのは時代の流れで仕方がないのですが、必要な品質のものが手に入らなくなるのは困ります。いずれ何か代替品を考えなくてはなりません。
http://www.risho.co.jp/product/products2/un_clad/property/ps-1111e.htm

 

アメゴムのチューブ

 

アメゴムの肉厚1ミリ程度のチューブを少量作れないかとご相談を受けました。まずは既成のアメゴム板を切断して接着し、補強したものを試していただきましたがうまくいきませんでした。特注で指定寸法を少量製作するというのも難しいです。既製品があるので近い寸法で試していただくことになりました。
輪ゴムを製作する場合にまずチューブを製作してそれをカットしていきます。このカットする前のチューブを使っていただくということで見積りを致しました。
ただこれではあまり耐久性がありません。今後も継続検討することになりそうです。

 

タクボ工業油圧プレス用Vパッキン

 

最近タクボ工業の油圧プレス用の革のVパッキンの取扱があるかというお問合わせが複数ありました。特にタクボさんのことは存知あげておりませんが、寸法をご指示いただければ製作できることもあります。

V型で外径80内径44角度90厚さ3tという寸法が使われているようです。

 

 

 

革パッキン材料について

 

革パッキングの材料は牛のなめし革です。なめしかたの違いによってタンニンなめしとクロームなめしがあります。後者は主に高温用として使われています。しかしこの革パッキン用の材料の入手がだんだん難しくなっています。
まだ入手できないわけではないのですが、製造ロット量が非常に多く、また品質も低下しています。クロームなめしについては、パッキング製造に必要な品質がもう確保できないと判断し、手持ち材料がなくなり次第生産を終了させていただくこととしました。

 

チオコール含浸革パッキンについて

 お客様が革パッキンのサンプルをお持ちになりました。握ってみるとゴムのような弾力があります。これはチオコール含浸の革パッキンであろうと判断しました。
油圧用、水圧用ではなく、溶剤用に使われるものです。残念ながら弊社では生産していません。多くの場合、辞退することになりますが、寸法や数量によっては協力工場で製作できることもあります。今回は検討の結果製作が可能と判断し、見積もりを致しました。(2014/11~受注停止中)

 

 

ローハイドの歯車

 

以前は牛皮のローハイドを利用した積上(カップリング)や歯車なども製作していました。
積上は『つみあげ』、と読みます。丸く抜いた,厚さが3ミリから5ミリほどの革を張り合わせて30~100ミリくらいの長さのパイプ状にしたものをいくつもならべて長いロールとして使います。
ローハイドとは、牛の皮を石灰漬けにして毛をむしって干したものです。ろうがが固まったかんじでがちがちに硬いです。昔は剣道の胴に使われていたとか。アメリカではカウボーイがズボンの上に着用していたとか。ローハイドというとアメリカのドラマやその主題歌が有名ですね。私は見たことないのでなんともいえないのですが、恐らくそういうところから来ているのでしょう。がちがちに硬いものを無理やり抜いて圧力をかけて貼り合わせて切削してロールにしたり歯車にします。金属よりもやわらかく、歯車としては十分硬いという品物が出来上がります。金属ではないので火花も飛ばないし音もしません。
金属の歯車はぶつかったときに火花が散って鉱山などでは危険だったのに対してローハイドの歯車はそのようなことがなく、昔は需要があったようです。
10年ほど前のことでしょうか、需要もほとんどなくなり材料も手に入りにくくなり製作終了となりました。歯車などはMCナイロン等で代替されているようです。一部でどうしてもローハイドでないと困ると言うお客様もいらっしゃいました。誠に残念ですが弊社ではどうすることもできませんでした。

 

革パッキングの寸法公差

 

シリンダー内壁に密着させるために革パッキンの外径寸法をプラス公差にする必要があると思うがそのような事を考慮した製作になっているのか、というお問い合わせがありました。

特にプラス公差には作りません。圧力をかけるとパッキンは広がってシールすることになります。ゴムパッキンと違い、圧力をうけて革パッキンはシリンダー寸法になじむのでシリンダーにセットする前の段階で寸法公差を厳しく製作する必要はありません。

 

キップ革や合成皮革などのお引き合い

 

キップ革の抜き物のお問い合わせをいただきました。キップ革というと子牛の革で、革手工芸品やカバン、衣料などに使われるものらしいです。
ほかにも色指定だったりサンプル通りという指定だったり、あるいは合成皮革だったり、いろいろと革についてお問い合わせをいただきます。弊社の扱っている範囲は工業用の機械の部品として使われるものです。通常革パッキンや革ベルト、ブレーキ用の革しか扱っていません。それ以外のものはよくわかりません。誠に残念ながらお役に立てないことが多いです。一部ズボン吊り用の革を製作してはいます。サンプルなり図面なりがあってある程度量があれば外注でということになってしまいますが対応できることもあります。

 

 

特注オイルシール

 

特殊な寸法のオイルシールの見積り依頼をいただきました。数量が800ケあったので金型から製作の見積りをし、ご注文をいただきました。特殊寸法のゴムパッキンの場合は少量でもゴム板からの切削で作ってしまいますが、金属部分があるオイルシールは少量で作るとなると金属部分が難しいです。金属部分の寸法も含めてゴムで作ってしまうこともあります。今回は数があったため、金型からの見積りが可能でした。
実際にサンプルがあるのでどこかでは作っていたはずだし、そこに頼めば金型代などかからないはずなのでもったいない話ですが、古い機械の特注部品でもうわからなくなってしまったよううです。

微妙な寸法のOリング

 

 

 ある寸法の内径で、3.6の太さのOリングがないかと新規のお客様からお問い合わせを頂きました。調べてみると型はあることはあります。しかしもう少し詳しくお聞きしてみると、3.55の太さのOリングではゆるすぎるけれども4の太さではきつすぎるから、ということでした。もともとの3.55のOリングの規格の寸法公差を調べてみると±0.1程度あります。3.6の型で作ってもその程度の誤差は発生します。ということは必ずしもお客様のご要望に沿った寸法には出来上がらないかもしれないということです。数千円の話ですし、リスクをとって試してみるということであればそれでもよいのですが、確実に使えるものが欲しいというお話ですとなかなか難しいように思いまして、そのような話をさせていただいたところ見送りとなりました。残念ながら3.6より大きく4より小さい他の型は見当たりませんでした。

 

特殊寸法Oリング

 

特殊寸法Oリングの見積りを頂きました。ふっ素ゴムの太さ9φ内径660φです。規格物に適当な寸法はありません。お急ぎであれば切削による製作で数日でできますがコストは高くなってしまいます。今回特にお急ぎではないようでしたので送り焼きで考えて見積りを致しました。通常2週間程度、お急ぎの場合,1週間程度でもできることもあります。

 

 

 

 

オイルシート

オイルシート1.5tの見積りを頂きました。お借りしたサンプルを見てみると印刷からファイバーフレックスであると判断できます。ファイバーフレックスの規格は1.6tなので、恐らくは1.6tがつぶれて、あるいは多少薄めに出来ていて1.5tになっていると思われます。ためしに弊社で在庫している材料を実際に測ってみるとこちらも1.5t強程度です。
http://www.fibreflex.com/
しかし、お客様はあくまで1.5tの材料が欲しいのであって規格上1.6の材料は使えない、との事で注文にはなりませんでした。

 

少量の材料支給の抜き加工

 

材料支給の抜き加工は可能ですが数量が少ない場合いろいろ問題があります。
初めて扱う材料を加工する場合、最初からうまくいく場合もありますが、勝手がわからず試行錯誤して何度か失敗したあとはじめてまともなものが出来るということもよくあります。
少量の材料を支給していただいて全部失敗なしの良品で納めるということは出来ないかもしれません。失敗した分は弁償するという条件では安易に引き受けることはできません。そのようなわけで支給材の場合、余裕をみて、多めに支給していただいています。
特に特殊なものや高価なものについては、その都度相談しながら、研究開発を一緒にしながらコストも負担していただくような感覚で作業をする必要があります。平たく表現すると「十分注意して作業は行うけれども万一失敗したらごめんなさい。謝罪はしますが弁償はしません。その代わり加工代は安くします」ということです。それでよければお問い合わせください。

 

NBRの小さいワッシャの抜き物

 

NBRのパッキンの小さいものの見積り依頼をいただきました。23.5φx13.5φx2t 20ケです。(実際の案件の寸法とは違います。)1ミリ単位にポンチを揃えているのですが0.5となるとあまり揃っていません。かといって型を製作するほどの数量とも思えません。一応2千数百円の木型代と製品代を見積りしました。
同時に、23φx14φx2tの場合のお値段をお答えしました。これなら型代不要です。
このように外径小さめ、内径大きめであれば使えるケースが多も多いです。
もしどうしても本来の寸法で作る必要がある場合木型を作ることになります。
指示通りの寸法のものを作るために数千円かける必要があるのかどうかお客様に判断していただくことになります。品物は総額数百円ですから木型の方が高いです。
もちろん数量が多いのなら木型代など問題になりませんが。

数千個あるようでしたら木型より鉄型(ポンチ)のほうが総額として安くなります。ポンチの方が型代は高いのですが加工代が安くなります。

 

 

モールドのVパッキン

 

『モールドのVパッキン』の見積り依頼がありました。ところでモールドって何?とのご質問です。
業界ではモールドという言葉だけで布入りゴムのVパッキンを指すという了解があるようです。モールド(mold)という英語は型という意味で、別に布入りという意味はありません。それなのに何故布入りという意味が含意されているのか謎です。
モールドパッキンという言葉はJIS B 0116で定義されているそうです。

成形パッキン『型を用いて、成形加工により作られたパッキンの総称。』
モールドパッキン『成形パッキンの一種で、モールドして作られたパッキンの総称。』

『~の一種で』という言葉があるということは成形パッキンの方が広い概念のようですが、型を用いて、というのと、モールドして、というので何が違うのかさっぱりわかりません。
いずれにせよここでの言葉の定義においてはモールドパッキンに布入りゴムという含意はありません。何故業界ではモールドパッキンというと布入りゴムのことを指すのでしょうね。恐らく私が不勉強で理解できないだけなのでしょうけれど。

一応布入りゴムであること、必要であれば布無しのゴムもあることを明記して見積りさせていただきました。

ゴムのVパッキン

 

お客様がゴムのVパッキンの実物をお持ちになりました。成型ものです。油圧プレスの修理で同じものが必要なのだそうです。VPF(布入りVパッキン)の寸法なのですが、布ははいっていません。用途的に布入りでも構わないということでしたが、調べてみると在庫がなく、納期が2週間ほどかかるということでした。とても待てません。4日ほどかかってよければ同じ寸法の革パッキンを製作するというご提案をしまして了承いただきました。お値段も少し安いくらいでできました。誠に遺憾ながらその時は工場もヒマで2日で出来てしまいました。
あとでよく考えるとゴム切削で製作することもできましたが、この場合は革の方がよかったと思います。

 

EPゴムの角ヒモ

 

EPの角ヒモ、6□を20mとのお引き合いをいただきました。規格品の在庫としてEPの角ヒモはありません。押し出しで作ることができますが、納期は2週間ほどかかります。ロットが少ないと費用も割高になります。
6ミリ角であればゴム板から切断することによって角ヒモを作ることができます。この場合1本最長10メートルまでしかできません。今回は10M2本でもよいということだったのでゴム板から切断し、数日で納入いたしました。押し出しで作るよりは早く安くできました。

 

 

木型による抜き加工

 

厚さ3ミリの軟質ネオプレンゴムパッキン2点の見積り依頼を頂きました。額縁形状で小さい機械用部品のようです。数量が4ケと20ケ。カッティグプロッタでやるか木型製作でやるか少々悩みました。細かい部分はプロッタではできないので手加工ですることになります。それよりは木型を作ってしまった方が寸法的に安定したものができます。しかし4ケの方は木型代がでません。木型を作っても20ケ程度では総額で安くはならないので、今回は両方カッティグプロッタでの作業を前提に見積りを致しました。
同じものが2度3度と繰り返しご注文いただけるようであれば木型を作った方が割安になります。

 

樹脂製のU型パッキン

お客様が樹脂製白色半透明のU型パッキンのようなものをお持ちになりました。薄い金属で内側に補強してあります。恐らくトレルボルグ・シーリング・ソリューションズ(Trelleborg Sealing Solutions)(旧ブサークアンドシャンバン(Busak+Shamban))のバリシールであろうと目算をつけました。カタログのコピーを差し上げてご検討いただき、番号を指定していただいてご注文をいただきました。

高温条件下で使用可能なジョイントシート

 

高温(350度~400度)で使えるジョイントシートがないか、とご相談がありました。恐らく従来アスベストのジョイントシートを使用されていたのでしょう。アスベストが使用されなくなり、それよりも値段が高くて性能が悪いノンアスベストジョイントシートを使うしかありません。通常よく使われるノンアスベストジョイントシートとしてはバルカーのV6500,V6502,GE200,GF300,VF30,VF35E,ニチアスではT1995,T1993,T1120あたりですが、このうち400度まで持つことになっているのはVF30,VF35Eだけです。この2つは厚さが1.6と3.0しかありませんし、納期もかかりますし標準的なV6500、T1995あたりと比べても加工は大変ですし、使い勝手がよくありません。しかしとりあえず当面はこれをお勧めするしかなさそうです。あるいはうずまきガスケットのような金属系のものですね。
いろいろ種類がありますが、例えばニチアスのボルテックスガスケットT1806-GHシリーズであれば600度まで持ちます。5Kは規格品にありませんが、受注生産は可能です。
厚さは4.5tが標準ですが3.2tを特注で作ることはできます。これで従来アスベストジョイントシートを使っていた場所に使う例はあります。特注でも一週間から10日程度程度でできます。

もし排気管などであれば織布にゴムコンパウンドを塗布したマンホールガスケット系の材料を使うことができるかもしれません。T1400など。このガスケットは気密性が充分ではありませんので多少の漏れが許容できる場所にしか使えません。

まだ国内であまり使われていないようですが、サーミキュライトという輸入物のシートもあります。摂氏451度までもつということで、試してみる価値はあると思います。

http://www.thermiculite.com/pro_therm_715.html

 

アスベストジョイントシート代替品の選定事例


お客様から相談がありました。V1500からV6500に変更したガスケットについてトラブルが発生したそうです。V6500が短期間で溶けてしまうそうです。温度圧力をお聞きしてニチアス・日本バルカーに問い合わせてみました。一応流体は水蒸気ということでした。

日本バルカー(の代理店)の見解:GF300推奨 V6502ではダメ。
ニチアス(の代理店)の見解:T1120 1.5推奨 2tはダメ。
『流体については水蒸気とのことだが、V6500が硬化するということはあっても溶けるというのは考えにくく、実際には水蒸気ではなくなんらかの有機溶剤でははないのか。
もし流体が有機溶剤ならもしかしたらT9000LCなどテフロン系の材料を使う必要があるかもしれない。』

GF300とT1120では全然お値段が違います。弊社販売価格でざっと6倍くらいでしょうか。できれば安いほうにしたいということでとりあえずT1120のサンプルを製作して試していただきました。
どうやら使えそうだということで今後T1120を使用していくことになりそうです。
どれだけの期間使用できるのか、未知数ですし、本当はどちらがよいのかは今のところわかりません。
T1120で使えるのであればV6502でも使えそうな気もします。日本バルカーの方が慎重な返事をしたということかもしれません。

 

メタルラバー

 

メタルラバーのお引き合いがありました。食品工業用のゴムです。金属を含むゴムで、金属探知機で探知が可能なため、食品工業の生産ラインの異物混入防止に力を発揮します。しかしながら現状ではまだあまり実績がなく、一部のOリング形状での提供しかできません。今回のお引き合いはフランジ用ゴムパッキンとチューブ成型だったので対応できませんでした。